最近では、チャットボット開発を行えるクラウドサービスが登場してきています。そこで、代表的なチャットボット開発サービスについて紹介します。
代表的なチャットボット開発サービス
Amazon Web Services「Amazon Lex」
概要
「Amazon Lex」は、音声/テキストを使用して、任意のアプリケーションに対話型インターフェイスを構築できるAWSサービスです。AIアシスタント「Amazon Alexa」に採用されている深層学習技術と同じ技術を利用できます。
テキストの意図認識には、自然言語理解(NLU)という高度な深層学習機能を利用できるため、リアルな会話を実現でき、ユーザーにとって使いやすいアプリケーションを開発できます。
迅速な開発
Amazon Lexでは、使いやすいコンソールを提供しています。いくつかのフレーズ例を提供するだけで、数分で独自のチャットボットを作成できます。
シームレスなデプロイ
Amazon Lexを使用すると、チャットボットを「モバイルデバイス」「Webアプリケーション」「Facebook Messenger」「Slack」などのチャットサービスに簡単にパブリッシュできます。
Azure「Azure Bot Service」
概要
「Azure Bot Service」とは、ボットフレームワークによるボットアプリ用テンプレートを元にして、ボットアプリを作成できるAzureサービスです。
作成したボットサービスについて、「Azure App Service Web App」または「Azure Function」を利用してデプロイ(配置/公開)します。
インターフェース
Azure Bot Serviceは、各種メッセージングツール(Microsoft Skype/Microsoft Teams/Slack/Facebook Messengerなど)とメッセージを送受信できるインターフェースを備えています。
ボット開発環境
「Azure Bot Service」は、ボット開発用に設計された統合環境を提供しています。すぐに利用できるテンプレートを使用して迅速に開発できます。
Google Cloud Platform「Dialogflow」
概要
「Dialogflow」はGoogle Cloud Platformで利用できる言語解析エンジンです。自然言語解析処理をこのエンジンに任せることで、複雑な言語解析を容易に行えます。
Google Assistant連携
「Dialogflow」は、「Google Assistant」に対応したさまざまなデバイスにサービスを対応させることが可能です。
「Google Assitant Actions on Google」により、「Google Home」「Android」「iPhone」にも自動的に対応できます。
まとめ
代表的なチャットボットサービスを紹介しました。この他にも、数多くのチャットボットサービスが登場してきています。これらのサービスを利用することで、人工知能に関する知識があまりない初心者の方でも、比較的簡単にチャットボットを開発できます。
しかし、商用レベルとして使えるチャットボットを開発するためには、「データ収集」「データクレンジング」「モデル作成」「学習」「精度向上のためのチューニング」など、さまざまなテクニックが必要となります。
弊社(NALグループ)では、ベトナムでのオフショア開発として、多くのチャットボット開発案件を受注し、クライアント様から高い評価をいただいています。チャットボット開発におけるノウハウを活用して、さまざまな要件に合わせたご提案も可能です。
まずは、お気軽にご連絡ください。
→NAL Human Resources
参考元サイト
- aws.amazon.com/jp/lex/
- azure.microsoft.com/ja-jp/services/bot-service/
- qiita.com/annie/items/cf93a7a832123946a7da
- qiita.com/kenz_firespeed/items/0979ceb05e4e3299f313