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ベトナムオフショアで実践する、アジャイル/SCRUM入門(ベトナムオフショア勉強会)(2)オフショアでアジャイル開発が適している理由

はじめに

2016年5月30日に、『ベトナムオフショアで実践する、アジャイル/SCRUM入門(ベトナムオフショア勉強会)』セミナーが行われました。

NALグループ「NAL Japan」代表 アン様の講演について、全3回に分けて紹介していきます。

第2回目となる今回は、『オフショアでアジャイル開発が適している理由』についての講演部分を紹介します。

アジャイル開発

ここから、アジャイル開発の話です。アジャイル開発についての基本的概念については承知されているという前提で進めます。

アジャイル開発のメリット

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『プロダクトの開発・運用はスピードと柔軟性が求められている時代』です。

アジャイルのメリットは、「短いサイクルで、すべての開発工程を回して、そのアウトプットを見て、次にどうするかを判断できる」点にあります。

オフショアでアジャイル開発が適している理由

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「アジャイルとオフショアの相性がいい理由」について説明します。

オフショア開発のポイント「要件を把握できているかどうか」

オフショア開発においては、「要件を正しく理解(共有)できているか」が一番のポイントになると思います。

要件変更の発生

当初、要件をしっかりと理解して開発を開始しても、途中から、「いつのまにか要件が変わってしまっていて、それに気がつけないまま開発を進めてしまっていた」という現象が発生しがちです。

ウォーターフォールでは手遅れに

ウォーターフォールの場合、リリースするまでの期間が長くなります。納品間近の段階で要件の相違に気がついても、もはや、どうしようもありません。

常に「修正アクション」が必要

「自分達の向かっている方向」と「お客様が求めているイメージ」が一致しているかを確認して、常にマッチングさせながら開発を進めることが必要です。

そのため、できるだけ早いタイミング、かつ、定期的に、自分達が開発しているものをお客様に見ていただいて、方向性が一致していることを確認する必要があります。一致していればそのまま進めます。違っていれば早急に軌道修正を行います。

オフショア開発でのアジャイル手法の優位性

以上のように、開発チームとお客様の間で、短いサイクルで開発製品の方向性を確認しながら進めることができるアジャイル手法は、オフショア開発に適していると言えます。

私とアジャイルの関わり

アジャイル出発点

私は、2011年あたりから、結構早いタイミングで、アジャイルの仕事と関わっています。

私は、当時、あるプロジェクトに、プロダクトオーナーとして参画したのですが、そのプロジェクトは、うまく回っていませんでした。私やプロジェクトメンバーの多くは、書籍などを読んで、ある程度のアジャイル手法概念は知っていました。それで、「アジャイル方式でやりましょう」というきっかけで始まりました。

うまく回らない

しかし、いざ始めてみると、多くの課題に直面して、うまく回りませんでした。アジャイルに詳しいメンバーを招いて、コーチングをしてもらい、なんとか回り出しました。

「書籍の中」と「現実」は違う

ある程度のアジャイル手法概念は知っていたつもりでしたが、それだけで現実のアジャイルを回すことはできないことを理解しました。

アジャイル開発の難しさ

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実際にアジャイル開発をやってみると、そう簡単ではありません。書籍を読んだだけでは分からない、現実の難しさがあります。

アジャイル開発の基本

たとえば、2週間という期間を区切って、そのサイクルの中で、設計/実装/テスト/リリース/確認を繰り返していけば、開発が完了するはずです。

多くの課題

しかし、アジャイルでは基本サイクル以外の部分にも多くの課題があります。

例として、「プロジェクト初期段階での全体設計のやり方」「2週間のタスク(要件)決定後、お客様からの変更要望にどのように対応すればよいか?」などがあります。

アジャイル課題対処法「自分達を柔軟にカスタマイズ」

変化していく状況に対して「自分達を柔軟にカスタマイズ」すれば対応できます。

プロジェクトチーム内の各ポジションの役割を明確にして、重要イベント(お客様とのミーティングなど)を守っていけばよいのです。

それ以外は、基本的に、自分達のやり方で自由に変えて構いません。書籍に書いてある通りに進める必要はないのです。柔軟に進めていき、最終的に効果が出ればOKです。

おわりに

第2回目となる今回は『オフショアでアジャイル開発が適している理由』の部分について紹介しました。

第3回目(最終回)となる次回は『アジャイル開発を成功させるためのポイント』についての講演部分を紹介します。

オフショア開発のお問い合わせは、こちらへ

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