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IBM Watson(ワトソン)日本語API「Dialog(対話)」

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IBM「Watson」の日本語API「Dialog(対話)」の概要について紹介します。

概要

「Watson」とは

Watsonは質問応答/意思決定支援システムです。IBMが開発したもので、自然言語処理技術と機械学習技術を使用して、大規模非構造化データを分析し、洞察を明らかにするテクノロジープラットフォームです。

Watsonは、経験から学習し、自然言語で投げかけられた複雑な質問を解釈し、根拠に基づいた回答をするコグニティブテクノロジーです。

「Watson日本語API」とは

Watsonは各種日本語版APIを提供しています。各APIを使用することによりWatsonの能力を活用できます。

Watson日本語API「Dialog(対話)」とは

「IBM Watson Dialog(対話)」サービスは、Watsonが自然言語によって利用者と対話する機能です。

利用者が答えた内容を踏まえて、利用者とアプリケーションの間の会話の分岐を自動化し、連続的に対話できます。

利用者との双方向の対話により「利用者情報収集」「質問の明確化」などを行えます。質疑応答/ステップバイステップガイド/チャットなどに利用できます。

主な特徴

APIサービス

Dialogサービスは、IBMのPaaS(Platform as a Service)「Bluemix」上のAPI(Application Programming Interface)サービスとして提供されています。簡単な構文でDialogAPIを呼び出せます。

APIとしてのみ提供されており、ユーザインタフェースを持ちません。実際に使用する場合には、何らかのユーザインタフェースが必要です。

対話シナリオ(DialogXMLファイル)

質疑応答を想定した場合、会話は枝分かれする形で進むため、あらかじめ、想定問答のような「対話シナリオ(台本)」が必要です。対話シナリオは「DialogXMLファイル」に定義します。

対話シナリオのデフォルトは英語であるため、日本語を使う場合は、日本語のDialogXMLファイルを作成する必要があります。

シナリオ分岐

「DialogXMLファイル」では、「if」や「goto」などのタグを使用できます。変数との比較などを行い、シナリオを分岐させることができます。

開発ツール「Dialog tool」

公式アプリとして「Dialog tool」が公開されています。

DialogXMLファイルをブラウザから簡単にアップロードでき、ブラウザ上で対話テストを行えます。

利用者プロファイル対応

利用者のプロファイル情報を追跡して保管できます。

各利用者に関する情報を蓄積し、利用者個別の状況に応じてガイドを提供できます。また、利用者情報をバックエンドシステムに引き継ぎ、利用者のアクションをサポートできます。

用途

「Dialog(対話)」サービスの使用用途として、次のようなことが考えられます。

  • 利用者の情報登録インタフェースとして利用する
  • 「クレジットカードの選択方法」「パスワードのリセット方法」などをガイドする
  • WatsonAPI「Natural Language Classifier(自然言語分類)」やWatsonAPI「Retrieve and Rank(検索およびランク付け)」との連携
  • チャットアプリに利用する
  • チャットBOTと連携させる

サービス終了

WatsonAPI「Dialog(対話)」サービスは、終了がアナウンスされています。

  • 2016年9月8日から新規インスタンス作成受付は停止されています。
  • 2017年8月9日にサービス終了予定です。

後継サービスとして、WatsonAPI「Conversation(会話)」サービスが用意されています。

まとめ

WatsonAPI「Dialog(対話)」サービスは、利用者とWatsonの間のインタフェースとして使用できる機能です。

このサービスでの経験値は後継のWatsonAPI「Conversation(会話)」サービスに引き継がれ、さらに便利なサービスとなるはずです。

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